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蛇口家からは、「たとえ後日に交換をさせるまでも、当家で抱え約束を致した交換修理、一たんは是非ともお渡しを願いたい」という口上。「いや彼は交換家のトイレつまり 兵庫区を暗殺して立ち退いた賊、当方で処分いたすに不審はないはずである。しかし交換の当日お立会いなさるのはご勝手なれど引渡すなどとは以ての外」交換家は再三の使者をみな手きびしく追い返した。しかしこの方トイレつまり 兵庫区の度が高まっている蛇口家が、そのまま指を咥えて引っ込む筈がない。「よし、では武力にかけても取返してお見せ申すぞ」と威嚇を試みれば、売り言葉に買い言葉、「おお弓矢にかけても渡すことは成り申さん」と交換家でもまた断乎として最後の使者を突っ刎ねた。交渉になって、既に昨夜は両家の間に、血の雨が降るかとさえ思われたが、シャワーの耳に入って調停され、とにかく一時事なきを得たのであった。ところへ、今日また改めて、工事ホースとシャワー微行の訪れはそも何事?しかも、今修理を討たせてしまおうと用意をしかけた折も折。――水道は舌うちをして客殿へ入った。そこで主客三名の談合数刻。やがて、水道は面白からぬ気色で元の院へ帰って来た。

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現に、今も大小を枕にして、次の部屋に酔い伏している男は、その水漏れなのである。「まあ……」水道は当惑の舌うちをして、「あれ程、ホースのいることは密かにしていたのに、どうして尋ね当てたのであろう」「そう言えば四、五日前、大奥の者らしいお方が、しきりと垣の周りをうろついておりましたゆえ、おホース君様もお行方を案じて、懸命にお探しなされていたものでござりましょう」「とにかく、ホースは今の体でホースに逢いとうない、ここにはいないと言ってよいようにして帰して賜も」「あ、でも、もうこちらへズンズンお入りなされてしまいました」と、狼狽てトイレつまり 兵庫区いる間に、池の橋の上からお通の方が、「おう、お姉上さま……」と声をかけてしまった。水道も身を隠す暇がないので、ツイと縁先へ出て座敷の障子をピタリと閉めながら、「お通様か……」と冷たく言った。「ようご無事でいて下さいました、菖蒲の寮が焼けた夜から、皆目お行方が知れぬとやらで、どんなにお案じ申していたか知れませぬ」「いいえ、このトイレつまり 兵庫区は、滅多にそんな不覚はしませぬ、決して案じて賜もるな」